出版社コメント情報
王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。「エクソダス」というのは、聖書の「出エジプト記」に記された言葉で、多くの人たちが国境を越えて脱出すること。もし自分が抜け出せなかったとしても、女たちは、次の世代、また次の世代に、希望を託してきた。せめて子どもには、今の自分より、少しでも幸せな人生をあげたい。それって、代々、ちょっとずつ、ちょっとずつ、糸をつむぐように、女から女へ橋渡しされてきた希望の種なんだと思うんです。今の場所が最低だと思うなら、そこを抜け出す戦略を立てる。それだけは、どうかやめないで――大きな帆をあげて、水平線へと漕ぎ出していこうとする娘を見送る母が、今だからこそ、伝えておきたい大事なこと。人生という航路に絶対安全はないからこそ、知っておいてほしい。人生に向き合い、幸せを自分で取りに行くための、厳しくもハートフルな生き方指南。