おすすめコメント
第2巻では、日本人と野生動物のつき合いの歴史をたどります。縄文時代の人々は身近な動植物を利用して、1万年以上の長い期間にわたり生活を持続してきました。野生動物の肉は食料であり、毛や皮は衣料にし、骨や角で道具をつくりました。野生動物は神からの授かりものとしてまつり、感謝の気持ちで利用してきたのです。弥生時代以降も野生動物をはじめとする自然の恵みに対する感謝の気持ちを持ち続け、日本各地でいろいろな行事がおこなわれてきました。また、日本人を熱狂させた外国産の代表的な動物、ゾウ、ライオン、キリン、トラをはじめ、1972年に上野動物園に迎えいれられ、一躍人気者となったジャイアントパンダなどについても紹介します。 <本書の特色> ◆日本人と動物との関わりを、豊富な図版や写真を交え、オールカラーで紹介。 ◆イヌからクジラまで、およそ50種類の動物たちが登場します。 ◆主要な3つのテーマで、それぞれの歴史や背景を分かりやすく解説。 ◆動物との関わりを通して、日本の習俗や風習、文化なども学ぶことができる。 ◆日本ならではの動物にまつわる面白いエピソードなども紹介します。