出版社情報
●2年連続で史上最多の応募数更新、2459作
第58回 文藝賞発表
◇受賞作
澤大知 「眼球達磨式」(115枚)
◇選評
・磯崎憲一郎 視点の発明、自走する小説
・島本理生 「書ける」ことの先へ
・穂村弘 あり得ない現実の引力
・村田沙耶香 眼差しと言葉に宿るもの
◇受賞の言葉
澤大知
◇受賞記念対談
村田沙耶香×澤大知 “物の眼差し”から世界を知覚する
【創作】
◆全米図書賞受賞第一作
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」(前篇)
◆デビュー20周年記念作
綿矢りさ「嫌いなら呼ぶなよ」
◆文藝賞受賞第一作
藤原無雨「その午後、巨匠たちは、」
◆山下紘加「二重奏」
【短篇】
◆加納愛子「ファシマーラの女」
◆長井短「ダウジング中指」
◆中原昌也「焼死体たちの革命の夜」(前篇)
【連続企画第5回】
◆韓国・SF・フェミニズム
チョン・セラン「アーミー・オブ・クィア」(斎藤真理子訳)について
【特集】
●聞き書き、だからこそ
◇対談
・高橋源一郎×斎藤真理子
「聞書には、闘いのすべてがある 森崎和江・石牟礼道子・藤本和子」
・いとうせいこう×岸政彦
「聞き手の責任をまっとうする」
◇インタビュー
抵抗するために「聞く」、アレクシエーヴィチのいま
聞き手:沼野恭子
◇論考
・岸政彦「聞くという経験」
・梯久美子「声は消える」
◇聞書
・小山田浩子「トミヱさん」
・滝口悠生「八朔十八年(二〇〇四年と二〇二一年)」
・大前粟生「モノのこと」
◇エッセイ
・五所純子「むかしのかたち」
・石井ゆかり「私の「闇鍋」インタビュー」
・小田香「アンビバレンス」
【新連載】
◆いとうせいこう「東北モノローグ」
【特別企画】
◆コロナと五輪
◆戦争・災害・差別・公害・コロナ――
「声を書きとる。」聞き書きブックガイド20
…ほか