出版社情報
●Noblesse Oblige for the Future
高貴な精神が世界を救う
―貴族階級の気まぐれと、一刀両断の向きもあれば
高貴な精神など、現代では死語であるという人もいる。
“ノブレス・オブリージュ”という言葉にはそんな暗い側面もある。
国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)より以前、
1999年の世界経済フォーラムで(ダボス会議)で
コフィー・アナン国連事務総長(当時)が提唱し、
アントニオ・グテーレス現国連事務総長も支持を表明している
国連グローバル・コンパクト(UNGC)というイニシアチブがある。
詳しくは春具さんのエッセイにあるが、
多くの諸問題はいま、官民問わず、世界の総合力で
取り組む傾向にある。問題解決に必要なイノベーションは、
経済成長とベクトルを同じくする
民間の資力によるところが大きいのだそうだ。
技術と論理に裏付けされた資力だからこそ、推進力を持つ。
旧時代とは異なり、現代のノブレス・オブリージュとは
高い倫理観で資力を運用し行動する人々と、それを応援する心持ちだ。
服を着る、食事をする、クルマを選ぶといった日常の選択で、
小さなノブレス・オブリージュの積み重ねが、
世界を救うことにつながる。
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