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ミリタリー・クラシックス 2023年9月号

ミリタリー・クラシックス 2023年9月号

商品コード:X1014910184410938

  • 出版社名イカロス出版
  • 発売日2023年07月21日
  • 雑誌JAN4910184410938
  • 刊行形態季刊誌

販売価格1,870円(税込)

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特集

丙型・丁型海防艦/スペイン内戦|

出版社情報

[第一特集]
商船を護り奮闘した小さき牧羊犬たち
丙型・丁型海防艦
 日本海軍は戦前、沿岸防衛を主任務とする海防艦「占守型」を新規で建造。そして開戦後、海防艦の主任務は、海上輸送路を米潜水艦などから守る海上護衛に変化し、占守型をベースに「択捉型」「御蔵型」「鵜来型」「日振型」が建造された。これらは徐々に簡略化と対潜・対空装備の強化が進められていき、占守型から日振型は「甲型海防艦」と呼ばれる。
 しかし大戦も中盤になると、米潜の襲撃で失われる船舶が激増。日本の広大なシーレーンを守るため多数の海防艦が必要となってきた。そのため、鵜来型をさらに小型化、簡略化して設計されたのが、ディーゼル機関装備の丙型(第一号型)海防艦と蒸気タービン機関装備の丁型(第二号型)海防艦であった。
 丙型・丁型は、排水量は約700トンと小型で、速力も約17ノットと低速ながら、主砲は12cm高角砲2門、爆雷投射機12基と爆雷120個を備え、ソナーやレーダーを持ち、戦前の駆逐艦よりも対潜・対空戦闘力に優れていた。
 船体は小型で曲線も少なく、各部を簡略化したため量産性も高く、昭和18年秋から昭和20年夏の終戦まで、丙型は53隻、丁型は63隻という、日本海軍としては驚異的な隻数が建造されている。
 丙型・丁型は大戦末期の昭和19年前半から実戦に投入され、各海域で海上護衛戦や対潜作戦に従事。航空機や潜水艦に返り討ちにされることも多かったが、少なくない敵機・敵潜を撃墜・撃沈し、絶望的な戦況の中でなすべき任務は果たした。
 本特集では、必要最低限の対潜・対空能力と量産性を両立させ、ある意味で大戦末期の日本海軍の「主力」を担っていた丙型・丁型海防艦を、多角的な視点で分析していこう。

[第二特集]
新兵器の実験場となった第二次大戦の前哨戦
スペイン内戦

目次
【CONTENTS】

[巻頭特集]
丙型・丁型海防艦

丙型・丁型海防艦 名シーンセレクション
「ハーダー」撃沈
「ボーンフィッシュ」撃沈
ソ連雷撃機と交戦
これが丙型・丁型海防艦だ!
丙型・丁型海防艦の艦形図
丙型・丁型海防艦のメカニズム
日本海軍の海防艦整備計画
丙型・丁型海防艦の建造経緯
丙型・丁型海防艦の運用と艦隊編成
丙型・丁型海防艦の戦術と戦法