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「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

商品コード:X1009784022631213

  • 著者村上靖彦/著
  • シリーズ名朝日選書 1031
  • 出版社名朝日新聞出版
  • ページ数346P 19cm
  • ISBN978-4-02-263121-3

販売価格1,870円(税込)

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出版社コメント情報

"小学生の15人に1人が「家族の世話」を担い、社会問題として顕在化してきたヤングケアラー。メディアでは身体的な疾患や障害をもつ家族の介護をする子どもがクローズアップされることが多いが、実際には、精神疾患の母親をケアするケースも多い。介護や家事労働だけが「ケア」ではないのだ。長期脳死の兄の「身代わり」として親の前で頑張って見せる子、母親の薬物依存を周りに言えない子、ろう者の母親の手話通訳をするうちに「私」が消えていく子、母親を責めるようだからと自身をヤングケアラーだと認めたがらない子――。本書では、家族をケアする子どもたちが体験する孤立を「語り」から考える。彼ら彼女らの言葉に丁寧に耳を傾け、ディテールにこだわって分析を重ねていく。すると、これまでほとんど知られることのなかった、ヤングケアラーたちの複雑かつあいまいな体験や想い、問題の本質が浮かび上がってくる。また、そこから、どのような「居場所」や支援を必要としているのかも見えてくる。【本書の目次】序章 「ヤングケアラー」への問いと出会う――""心配する""子どもたち第1章 兄の身代わりで空っぽになる自分 ――長期脳死の兄と麻衣さん第2章 言えないし言わない、頼れないし頼らない ――覚醒剤依存の母親とAさん第3章 気づけなかった罪悪感と「やって当たり前」のケア ――くも膜下出血の母親とけいたさん第4章 通訳すると消える""私"" ――ろう者の母親とコーダのEさん第5章 理不尽さと愛情 ――覚醒剤依存の母親とショウタさん第6章 母親の所有物 ――うつ病の母親とサクラさん第7章 学校に行かせてくれた「居場所」 ――失踪した母親、残された弟と無戸籍の大谷さん第8章 ""記号""が照らす子ども、""記号""から逃れる子ども終章 孤立から抜け出すためのサポート"