出版社コメント情報
古代の鳥取県は、中国や朝鮮などの大陸文化の玄関口として古くから開けていました。日本最古の書物である『古事記』や『日本書紀』には、“因幡”や“伯耆”の名がしばしば登場します。このように古代から文化や人々の交流が盛んだったこの地方には、「因幡の白ウサギ」や「ヤマタノオロチ」伝説など、たくさんの民話や神話が伝わっています。これらの中から、「打吹山の天女」や「湖山長者」などよく知られた伝説から、「ヒョウタン小僧」「古屋のもり」等の昔話、明治時代に生まれた現代の民話まで38話を、鳥取県在住の日本児童文学者協会会員を中心に、ゆかりの深い作家たちが再話しています。