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脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還

脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還

商品コード:X1009784041146507

  • 著者石村博子/著
  • 出版社名KADOKAWA
  • ページ数356P 20cm
  • ISBN978-4-04-114650-7

販売価格2,475円(税込)

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出版社コメント情報

13歳の少年は密航者としてシベリアに送られた。彼が故国の地を踏むまでに40年以上が過ぎていた。敗戦後、ソ連に占領された南樺太。日本に帰ろうとする人、逆に家族との再会を目指し樺太に行く人は密航者とされた他、不当逮捕された人も多い。彼らは如何に生き延びたか?8年強の取材で明かされる“この国”の秘史。鉄道員、炭鉱夫、大工、運転手……。敗戦後の南樺太で彼らは突然逮捕された。彼らや密航者は囚人としてラーゲリに連行され、苛酷な労働の刑期が明けてもソ連各地に強制移住させられる。更に組織も名簿も持たないため引揚げ事業の対象外となり、生き延びるためにソ連国籍を取得すると、日本政府は数百人にのぼるシベリア民間人抑留者を「自己意思残留者」として切り捨てた。ソ連崩壊後、彼らは発見される--。国がなくとも何者でなくとも生き抜いた男たちとその家族の、格闘と尊厳の軌跡。【目次】はじめに 荒野に四七年、名前の漢字だけは覚え続けたーー小関吉雄序章 もうひとつの抑留史--南樺太から囚人としてシベリアに抑留された民間人第一章 “幽霊”からの帰還--植木武廣第二章 “再会”という苦悩、女たちの抑留--木村鉄五郎第三章 母親は一三年間「戦時死亡宣告」を拒み続けた--佐藤弘第四章 六六年を経て日露の家族がひとつになった日--結城三好第五章 一三歳の密航者、カザフスタンで「サムライ」となる--三浦正雄第六章 奴隷のような日々を生き抜く--伊藤實第七章 決死の脱走、KGBの監視下に置かれ続けた男--熊谷長谷雄第八章 受け入れなかった故国、死去二四年後の死亡届--圓子賢次終章 シベリア民間人抑留者群像おわりに シベリア民間人抑留者未帰還者一覧主要史料・論文・参考文献・映像一覧