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通州事件 日中戦争泥沼化への道

通州事件 日中戦争泥沼化への道

商品コード:X1009784061386075

  • 著者広中一成/著
  • シリーズ名星海社新書 102
  • 出版社名星海社
  • ページ数186P 18cm
  • ISBN978-4-06-138607-5

販売価格968円(税込)

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居留民二二五名死亡。見逃された予兆、責任逃れ、プロパガンダ 日中戦争開始から約三週間後の一九三七年七月二九日。北京からほど近い通州で、日本の傀儡政権である冀東政権麾下の中国人部隊「保安隊」が突如反乱を起こした。「通州事件」と呼ばれるこの反乱により、二二五名もの日本人居留民(うち一一一名が朝鮮人)が命を落とした。しかし、通州事件には、未だ多くの疑問が残されている。「反乱はなぜ起きたのか?」「予兆はなかったのか?」「責任は誰が取ったのか?」「事件はどう報道されたのか?」――本書では、これらの疑問に対し、数々の史料を駆使して検討を加える。事件発生から八〇年が経とうとしている今だからこそ、我々は感情的で不毛な議論を排し、実証的見地からその全貌を捉え直さなければならない。