出版社コメント情報
映画の撮影現場で殺人事件が発生! 犯人は人気女優──!? 警察の未来をかけた「特命」は最も楽で安全な任務だったはずなのに── 警視庁地域部の警察官・楠木は「警視庁FC」と兼務するよう特命を受ける。FCとはフィルムコミッションの略で、映画やドラマのロケ撮影に対して便宜を図るのが主な仕事だ。危険やハードワークとは無縁な任務だったはずなのだが、六本木ミッドタウンの映画撮影現場で、助監督が殺される。そして助監督と主演女優がその直前、言い争っていたという目撃証言が。楠木は自らの意思とは裏腹に捜査に関わるが、驚くべき出来事が続く……。※本書は2011年2月に毎日新聞社より単行本として刊行されたものを、ノベルス化したものです。