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がんの食事療法の本は済陽先生に限らず多数ありますが、お弁当の本はいまだありません。しかし、済陽式食事療法を実践して、がんを克服した患者さんに「昼食は何を召し上がっていましたか?」「コンビニでは何を購入されますか?」とうかがうと、どなたも一様に「外食はしません。コンビニはいきません。自分の食べるものは自分で用意して出かけます」との答えがかえってきます。なぜなら、食事療法を続けていくうえで、「塩分」「農薬」「食品添加物」「動物性脂肪」「産地不明の食材」などは厳禁だからです。今回提案させていただく弁当は、1食の塩分が2g以下、1食で済陽式野菜(ファイトケミカルがあり、抗がん作用が期待できる野菜)が350g摂取できる仕組みです。治った方たちは、限りなく無塩で、大量の野菜を召し上がっていました。本書は、今まで取材させていただいた、がんに勝った患者さんが実際に召し上がっていた食事の野菜量・塩分量を忠実に再現しながらレシピを作っています。続けるためにはおいしいこと、かんたんであることもポイントです。だしを効かせ、1度に4食分がつくれるのも本書ならではです。減塩とは思えないおいしさなので、ご家族みなさんで同じお弁当を召し上がっていただくこともおすすめです。また、朝つめるだけが基本コンセプトなので、忙しいときの作り置き抗がんおかずとしても役立ちます。