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「計算不可能」な問題が解決!?
●10000桁の巨大数の因数分解は?
●巡回セールスマン問題は?
●ナップザック問題は?
<「量子コンピュータ」の、得意な問題、不得意な問題。>
○10000桁の「因数分解」
スーパーコンピュータが1000億年かかって解く問題に数時間程度で解答。
○100億個から1つを選び出す「データ検索」
通常の方法では作業が平均50億回必要だが、10万回ですみ、5万倍も速い。
△30都市をめぐる最短ルートを求める「巡回セールスマン問題」
最新のパソコンで1000兆年以上かかる。世界中の量子コンピュータ研究者が挑戦中。
△100個の荷物から、もっとも20kgに近い組み合わせを選ぶ「ナップザック問題」
最新のパソコンで10兆年かかる。挑戦中。
×「1+1」の計算
家庭用パソコンよりも遅い。
「重ね合わせ状態」が可能にする、まったく新しい計算のしくみ
「量子ビット」を使うと、なぜ「超並列計算」ができる?莫大な計算結果の重ね合わせ状態から、答えを1つに確定できるのはなぜ? まったく新しいしくみによって、現在のスーパーコンピュータをはるかに凌ぐ力を発揮する量子コンピュータ。研究の最先端にいる著者が、従来のコンピュータのしくみと対比させながらその基礎と、実現にむけた試みを平易に解説。