出版社コメント情報
白昼の不可解な死!スカーペッタ、最大の苦悩。若者は、生きたままモルグに安置されたのか。スカーペッタが責任者に就任した法病理学センターがある街で、犬と散歩中だった若者が心臓発作で倒れ、死亡が確認された。だが、外傷のなかった遺体から、翌日、大量に流血していることがわかった。それは彼が生きたままモルグの冷蔵室に入れられたことを意味していた! 緊迫の『検屍官』シリーズ第18弾。この作品はフィクションではありますが、SF(サイエンスフィクション)ではありません。登場する最新の医学/法医学のプロセスやそのほかの科学技術、武器などは、いずれも明日にも実現しようとしているものばかりです。なかには、深い不安をかき立てるものもあるでしょう。それでも、決して遠い現実ではないのです。――(パトリシア・コーンウェル)