出版社コメント情報
競技かるたを新から教えてもらった、千早と太一。ある日、新が東京を離れて福井へ行ってしまうことになり、「かるたを続けていれば、また会える」と誓い合って、小学生の3人は別々の道を進んでいく。高校生になった千早は、都立瑞沢高校で競技かるた部を作ろうと奮闘する。千早と学校で再会したのは、私立の進学校へ進んでいたはずの太一だった。部活として認められるように部員をかき集め、部長にもなり、千早のペースに巻き込まれていく。団体戦となる東京予選で勝利し、全国大会への切符を掴んだ、千早たち。喜びを分かち合おうと新に電話したのだが、聞こえてきたのは「俺はもう、かるたはやらん」という言葉だった。かるたに青春を懸ける高校生たちの物語。情熱、恋、夢ぎっしりの熱いストーリー、後編!