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〈世界史〉の哲学 3

〈世界史〉の哲学 3

商品コード:X1009784065336465

  • 著者大澤真幸/〔著〕
  • シリーズ名講談社文芸文庫 おZ4
  • 出版社名講談社
  • ページ数781P 16cm
  • ISBN978-4-06-533646-5

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出版社コメント情報

12世紀頃に、知性をもつ宇宙人が地球にやってきて、その後の人類の運命について予想したならば、中国こそが近代化を主導すると断定したであろう。なぜなら、当時、経済・政治・軍事、あらゆる点においてもっとも発展した地域であったから。にもかかわらず、数百年後の世界を見れば、主導権を握ったのは、中国ではなく、ヨーロッパとアメリカを中心とした西洋となってしまった。どうしてなのか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。目次第1章 世界史における圧倒的な不均衡第2章 新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋第3章 受け取る皇帝/受け取らない神第4章 「東」という歴史的単位第5章 解脱としての自由第6章 二つの遍歴集団第7章 カーストの内部と外部第8章 救済のための大きな乗り物第9章 「空」の無関心第10章 曼荼羅と磔刑図第11章 インドと中国第12章 カーストの基底としての贈与第13章 闘争としての贈与第14章 自分自身を贈る第15章 双子という危険第16章 贈与の謎を解く第17章 供犠の時代の調停的審級第18章 国家に向かう社会/国家に抗する社会第19章 三国志の悪夢第20章 驚異的な文民統制第21章 国家は盗賊か?第22章 華夷秩序第23章 人は死して名を留む第24章 皇帝権力の存立機制第25章 「母の時代」から「父の時代」へ、そしてさらなる飛躍第26章 文字の帝国第27章 漢字の呪力第28章 「天子」から「神の子」へ