出版社コメント情報
寿司も天ぷらも懐石料理も、その起源は海外にあった! 古代から現代まで、和食の料理体系の全貌を描く!いまや世界中で愛される日本食は、どのように生まれ、現在の姿になったのか。米を採り入れた弥生時代、懐石料理と茶の湯の戦国時代、料理文化が花開いた江戸時代、西洋料理が入ってきた明治時代、そして国際化・多様化の進む現代へ--。各時代の食器、調理法、食事作法から国家・社会・経済との関わりまで、沖縄・北海道を含むあらゆる日本の食文化を網羅する通史。【目次(抄)】はじめに--和食という料理序 章 食の意義と日本料理第一章 日本料理の前史と文化--先史時代の食文化第二章 古代国家と食事体系--日本料理の源流第三章 中世料理文化の形成と展開--大饗、精進、本膳そして懐石第四章 近世における料理文化の爛熟--自由な料理と庶民の楽しみ第五章 明治の開化と西洋料理--西洋料理の受容と変容第六章 大正・昭和の市民社会と和食--日本料理の変容と展開終 章 料理からみた日本文化コラム1 スシコラム2 テンプラコラム3 スキヤキおわりに補 章学術文庫版あとがき参考文献索 引