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国の策謀からラヴィアを救出し、王都に戻ってきたヒカル達。 ヒカルはアリバイを作り、ラヴィアは変装して更に「気配遮断」を使うことで二人は「伯爵令嬢の失踪事件」の疑いから逃れていた。 これまで閉じ込められていたラヴィアは見るものすべてに感動して、街の中を大はしゃぎで観光し、ゆったりと過ごしていた。 そんな折、一人の男が大慌てで冒険者ギルドに駆け込んできた。 「惑わせの森」と呼ばれるダンジョンが暴走し、大量の魔物があふれだして村が壊滅の危機にあるという。 一刻も早く兵を向かわせてほしいと訴えるが、そこは辺境の小さな村。 国が取った対応は「放置」という残酷なものだった。 奇しくもその村・メンエルカはポーラ達の故郷。国の対応に憤ったポーラ達は、救援のために故郷へ向かうのだが――。