ヤマダモール

他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学

他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学

商品コード:X1009784087211986

  • 著者磯野真穂/著
  • シリーズ名集英社新書 1098
  • 出版社名集英社
  • ページ数275P 18cm
  • ISBN978-4-08-721198-6

販売価格1,100円(税込)

ポイント3%33円相当進呈

在庫通常1~2日で出荷

株式会社ヤマダデンキ(登録番号:T2070001036729)が販売し、「株式会社トーハン」が発送いたします。

ご購入数量

出版社コメント情報

生の手ざわりを求めて――。“正しさ”は病いを治せるか? “自分らしさ”はあなたを救うか?不調の始まる前から病気の事前予測を可能にし、予防的介入に価値を与える統計学的人間観。「自分らしさ」礼賛の素地となる個人主義的人間観。現代を特徴づける一見有用なこの二つの人間観は、裏で手を携えながら、関係を持つことではじめて生まれる自他の感覚、すなわち「生の手ざわり」から私たちを遠ざける。病いを抱える人々と医療者への聞き取り、臨床の参与観察、人類学の知見をもとに、今を捉えるための三つ目の人間観として関係論的人間観を加えた。現代社会を生きる人間のあり方を根源から問う一冊。◆目次◆第一部 リスクの手ざわり第1章 情報とリスク第2章 正しく想像せよ第3章 ゴンドラ猫は恐怖する第4章 新型コロナウイルスの実感第二部 危機に陥る人々・その救済の物語第5章 狩猟採集民という救済第6章 「自分らしさ」があなたを救う第7章 人とは何か終 章 生成される時間◆著者略歴◆磯野真穂(いその・まほ)人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。著書に『なぜふつうに食べられないのか-―拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。