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正義はどこへ行くのか 映画・アニメで読み解く「ヒーロー」

正義はどこへ行くのか 映画・アニメで読み解く「ヒーロー」

商品コード:X1009784087212938

  • 著者河野真太郎/著
  • シリーズ名集英社新書 1193
  • 出版社名集英社
  • ページ数248P 18cm
  • ISBN978-4-08-721293-8

販売価格1,056円(税込)

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出版社コメント情報

「多様性」の時代のヒーローとは──【推薦コメント】本書はヒーローの変遷を歴史的な流れのなかで見通すひとつの示し、手がかりを与えてくれる。────三木那由他氏(大阪大学大学院講師・『言葉の風景、哲学のレンズ』、『会話を哲学する』)【おもな内容】世界を救う、「正義」の象徴たるヒーローは、圧倒的な“マジョリティ”として表象されてきた。しかし21世紀を迎え、ジェンダー、加齢、障害、新自由主義といった様々な観点への理解・変化から、留保なしでその存在は認められなくなった。では、ヒーローたちはどのように「多様性」と向き合うのか?そして、「ポスト真実の時代」とどう対峙していくのか?本書は、ヒーローの誕生から発展までの歴史的視座を参照し、アメリカと日本のポップカルチャーに登場、活躍する《新しいヒーロー像》を縦横無尽に論じる。ヒーローを考えることは社会を考えることだ!【目次】序章 多様性の時代の正義第一章 法の外のヒーローたち第二章 二つのアメリカと現代のテーレマコス第三章 トランプ時代の「お隣のヒーロー」第四章 多様性の時代に「悪」はどこにいるのか?第五章 「オレはまだまだやれる!」──中年ヒーローの分かれ道第六章 障害、加齢とスーパーヒーロー第七章 日本のヒーローの昔と今第八章 正義のパロディとニヒリズムとの戦い第九章 デスゲームと「市場」という正義、そしてケアの倫理へ第十章 ポストフェミニズムと新たな「ヒーロー」終章 私たちの現在地おわりに 正義はどこへ行くのか?【著者略歴】河野真太郎(こうの・しんたろう)1974年、山口県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はイギリス文学・文化およびカルチュラル・スタディーズ。著書に『はたらく物語 マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』(笠間書院)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『増補 戦う姫、働く少女』(ちくま文庫)、翻訳にウェンディ・ブラウン著『新自由主義の廃墟で』(人文書院)など多数がある。