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凍りついた瞳(め)2020 虐待死をゼロにするための6つの考察と3つの物語

凍りついた瞳(め)2020 虐待死をゼロにするための6つの考察と3つの物語

商品コード:X1009784087808711

  • 著者椎名篤子/編・著
  • 出版社名集英社
  • ページ数231P 19cm
  • ISBN978-4-08-780871-1

販売価格1,650円(税込)

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東京都の目黒区と千葉県の野田市で、相次いで起こった惨い虐待死の事件。「ゆるしてください」とノートに書き綴り、「どうにかなりませんか」と教師に訴えた幼い子どもたちを、なぜ救えなかったのか。1994年、本書の著者である椎名篤子の「親になるほど難しいことはない」を原作とし、ささやななえにより漫画化された「凍りついた瞳」は、子ども虐待の存在を世に知らしめ、「親が子どもを傷つける、死に至らしめる」という現実が、世間に大きな衝撃を与えた。本書では、椎名篤子が、チャイルド・デス・レビュー(CDR)や、子ども虐待対応院内組織(FAST)など、最新の子ども虐待防止の現場に取材して執筆した3つの物語と、最前線で闘う学者と医師達による、「子ども虐待死」を防ぐための提言を掲載する。内容第1章「救えなかった命」虐待死を見抜けなかった小児科医が、「予期できる子どもの死を防ぐ」ためのシステム=「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」を作ろうと奔走する物語と、立正大学副学長の大竹智先生、総合病院国保旭中央病院の仙田昌義先生、名古屋大学医学部附属病院の沼口敦先生による、「虐待死とは何か? 虐待死を防ぐため、医療関係者は何に取り組んでいるのか?」を掲載。第2章「命を守るそれぞれの役割」虐待を防ぐためには、妊娠期からの家族支援が大切…保健師として多くの家族を見守ってきた、武蔵野大学大学院教授の中板育美先生、病院内の虐待防止チームを率いる、松戸市立総合医療センターの小橋孝介先生が伝える、「母と子を支える虐待防止」の大切さ。物語では、市の相談窓口にSOSを寄せた若い母親を支えるための、保健師と、医療チームの連携を描く。第3章「死を乗り越えた子どもたちを支えるために」自立援助ホームでの仕事を離れた佐々生のもとに、ホームを卒業していたソラから「寮を出されて行くところがない」と連絡が。ソラに「家」を! 虐待を生き延びた子どもたちの居場所を作ろうと、心を尽くす女性たちの物語を掲載。児童精神科医として、多くの子どもたちの苦しみと向き合ってきた田中哲先生が、「子どもの心の育ち」について執筆。日々繰り返される惨い事件の報道に憤るだけではなく、虐待と虐待死の現状を知り、虐待防止に取り組む人たちの思いと闘いに目を向け、「自分に何かできることはないのか?」を問うための1冊。