出版社コメント情報
「日本人は性に淡白だ」と言われるが、江戸時代の男女は、実に豊饒で奔放な性愛を愉しんでいた。 本書の第一章では、庶民が実践していた性生活、および吉原遊女の手練手管を紹介する。あの手この手のテクニックは現代人が赤面してしまうほど。 第二章は、江戸の大奥だ。将軍様の寵愛を得るための奥女中らの愛憎や嫉妬、あるいは秘めごとの作法など、”性の花園”の実態に迫る。 第三章は、春画である。大英博物館所蔵のお宝から、仰天体位集まで、世界に誇るニッポンのセックスアートを一挙掲載。 第四章は、現代の”エロ本”に当たる艶本。印刷・製本技術、出版流通などを通して庶民のエロ文化を知る。ベストセラー性指南書『枕文庫』の超絶中身も紹介。 第五章は、春画の名作48点を厳選。歌麿や北斎など当代一流絵師たちが挑んだ性描写を大公開する。 第六章は、大正時代に姿を消した「夜這い」の文化を取り上げる。おおらかな性習俗は、現代にも意外なほど面影を残している。 第七章は、江戸時代の性愛と酷似する、古代ローマ人のセックスだ。古代中国人の性生活も併せて収録した。 週刊ポストの大好評シリーズをまとめた永久保存版である。