１９８０年代の漫才ブームをプレイバックするＤＶＤ付きマガジンの最後を締めくくる第５巻。若者に支持されたノリのいい漫才と口から生まれた妻と慌てる夫の夫婦漫才に笑いと人情が交差する。

今なお鮮烈なキャラとしゃべりのパワー　80年代の漫才ブームをプレイバックして話題の、ＤＶＤ付きマガジン（全５巻）の最終巻。「太平サブロー・シロー」は、テレビ番組のエピソードや漫画のストーリー、誰もが知っている商品名などをネタに取り入れ、言葉使いのセンスが抜群でした。正統派のしゃべくり漫才に織り込まれた、酔っぱらいなどのさまざまなモノマネは、いま観ても新鮮です。一方の「宮川大助・花子」は、浪曲師の弟子と元・婦人警官という異色の夫婦漫才師。妻が長々と不満をまくしたて、夫を一方的にやり込めますが、その裏に隠れた愛情も、しっかりと伝わってきます。ＤＶＤには『花王名人劇場』（関西テレビ）より、太平サブロー・シローの『お母ちゃんの思い出』『おじんＭＡＮ』『｢爆笑！漫才大全集 IN 武道館PART２」より』『爆走！おじい族』の４本、宮川大助・花子の『私は婦人警官』『やっぱり大好き夫婦やもん』『大助・花子の子育て日記』『大助・花子の実録！病院物語』の４本、計８本・53分（予定）を収録。冊子では、ふた組の歴史と知られるエピソードを、たっぷり知ることができます。