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悪の法術士・東雲がいよいよ牙を剥く! 修文23年の日本。「魔法」は「法術」と呼び名を変え、社会と共存し、非業の死を遂げた犯罪被害者を生き返らせていた。「法術」によって甦る犯罪被害者たち……彼らは「世還者(リターナー)」と呼ばれたが、世還したことによって「法術」を手に入れた男がいた。その名は、東雲(しののめ)! かつて南雲の元相棒を再起不能に追い込んだ東雲は、新たな南雲の相棒である新米法術執行官・妖子の目の前に突然現れ、指先1つで団地を爆破することによって、その力を誇示し、妖子に「法術」のあり方について疑問を呈する。「法術」は、世還者を幸せにするためにあると信じていた妖子はショックを受け、南雲にそれを問いただすのだが…。