▼第8話／相克▼第9話／擬態▼第10話／遠雷▼第11話／衝動▼第12話／秘密▼第13話／虚実▼第14話／籠絡▼番外編／停滞時間●主な登場人物／井之上（門倉高校漫画研究会の1年生部長。漫画に対して熱い情熱を持ち、ぬるい漫研を盛り上げたいと考えている）、青木杏（休みがちで保健室にいることが多いため、「保健室の姫」と呼ばれる美人。とあるきっかけから、漫研に接近するが…）●あらすじ／なんとか部誌の発行にまでこぎつけた漫画研究会だが、部員それぞれの内面では、杏の狙い通り様々な感情の軋轢が生じ始めていた。そんななか井之上は、先日ロッカー室で手を握ってしまったことにより、杏に嫌われたのではと不安に駆られる。そして彼女を駅まで送って帰る途中、ついに自分の恋心を打ち明けて…（第8話）。●本巻の特徴／部員たちの「理解者」を装い、それぞれの内面に巧みに接近していく杏。真意の見えない彼女の誘惑にひたすら翻弄される井之上を始め、漫研内部の人間関係は、次第に取り返しのつかない傷を負っていく…！！ ●その他の登場人物／天原（漫研部員。ヴィツヤージ＝天原三世を名乗る、無駄に理屈っぽい自称批評家）、平松（漫研部員。現実を直視できず、霊と交感するオカルト少女）、有栖川萌絵（漫研部員。平松の親友で、口だけは達者な半可通）、大門夕子（漫研部員。2年生で、いっぱしの声優を気取るナルシスト）、桂坂（漫研部員。2年生で、男言葉を使う影のある耽美少女）、内田（漫研部員。何の取り柄もなく存在感の薄いオタク）、衣笠兄弟（双子の兄弟で、漫研の中で唯一実際に漫画を描いている。ほとんど幽霊部員）