出版社コメント情報
まもなく、生誕100年をむかえる、監督・小津安二郎。仕事に、友人達に、そして愛用品に、ごくごく「贅沢なもの」に囲まれて人生を送った人――。その「静謐(せいひつ)な贅沢さ」が、いまという時代に合い、我々を幸せにしてくれます。 作品も私生活も筋の通ったお洒落に徹していた小津。「小津好みのお洒落」を原由美子サンが解説。それは、新しくも本格的な「小津映画論」にもなっています。眼鏡、パイプ、万年筆、靴下、傘…小津は愛用する品は必ず2点ずつ持っていた。くろすとしゆき氏が小津の愛用品の数々を渾身の解説。一軒一軒キチンと自筆の地図を入れ、書き込まれた「小津のグルメノート」から、現存する店の最新情報を収録。 今までなかった「小津安二郎 個人の本」が、松竹の全面協力を得て、初めて完成しました。