出版社コメント情報
ベストセラー『まぐろ土佐船』(小学館ノンフィクション大賞受賞)の著者が、自らマグロ居酒屋を営みながら、つぶさに見てきた日本人の伝統食文化であるマグロ資源枯渇の現状をルポし、その危機的状況を問題提起する。世界のマグロ漁獲量の三分の一を消費する日本は、マグロ飽食体質に冒され自らマグロ資源の枯渇を招いている。美味いマグロをいつまでも食べるために、今何が必要か? マグロ漁船員歴7年、下船後のマグロ居酒屋20年の著者が、日本全国のマグロ基地を訪ねながら現状を記録、“マグロ食いのマグロ知らず”の日本人への警告を発する1冊である。