出版社コメント情報
日本の復興・成長への三橋流ソリューション2011年3月11日、耐震化の公共投資を「事業仕分け」した民主党政権をあざ笑うかのように、東日本大震災が襲い、尊い命が多数奪われ、放射能が漏れ出す事態を招いた。これらは「日本の公共投資は多すぎる」という何の根拠もないウソの“経済常識”がもたらした人災の側面もあるのではないか。 こうした「経済常識・ニュースのウソ」はまだまだある。例えば「日本経済は巨大市場・中国でもっている」「日本は輸出依存国である」「公務員は多すぎる」「日本の道路は十分、もういらない」「日本国債は破綻する」等々。データを検証すれば、これらがウソであることは一目瞭然なのだ。 いま流布されている極めつきのウソが「TPPは平成の開国」だ。「開国」と言えば誰も反対できない。反対すれば「あなたは鎖国主義者か」と言われかねない。だが、TPPに加盟したら日本の富がごっそりアメリカに簒奪されてしまうのは明かだ。 そもそもなぜ日本経済にはこうしたウソがはびこるのか。「そのウソをモグラたたきのように潰していくのが自分の使命です」と語る三橋貴明氏。これは、経済のイロハがきちんとわかる、目からウロコの教養書でもある。