出版社コメント情報
伝説のロック・フェスの舞台裏が明かされる1969年8月に開催された伝説のロックイベント、ウッドストック・フェスティバル。50万人を集めたこのイベントの主宰者・マイケル・ラング(当時24歳)が、40年後の2009年に著した全米60万部のベストセラー。60年代のアメリカで始まった新しい文化と意識の動きを背景に、企画を発想するまでの経緯、志とビジネスの折り合いの付け方、会場の選定から住民へのプレゼン、ステージ・会場の設営整備、音響・照明・録音・映像の組み立て、ミュージシャンのブッキング、食事・トイレなどの準備、医療体制の構築など、全体像がリアルに書かれている。まさにロックンロール・プレイングゲームのようにドラマチックにストーリーは展開していく。日本でも「フジロック」をはじめとして毎年約40の野外フェスが開催され数百万のファンがいる。当時、ロックカルチャーに共感を持った団塊の世代には時代の証言として、そして閉塞感の中で苦しむ若者たちには「やりかたはある!やってみよう!」とのメッセージが送られる。