豊かな四季の暮らし中で育まれた注連飾り・羽子板・加留多など、火吹き棒・鰹節・下駄・草履などの身のまわりの道具、人力車・ヨイトマケ・呉服屋・火消など街に働く人々、自然とともにある水車・稲作・養蚕・和船・・・。100年前に作られ、使われた暮らしの道具、それらを収集した人、そしてそれらを大切に保存した人、さらにそれらの紹介に関わった多くの人々、モースのコレクションは、100年にわたる生命のリレーである。モースとともに「モースの見た日本」を訪ねてみよう。そこには忘れられた日本が、そして忘れることのできない日本がある。

５年にわたる日米の共同作業を経て、モースコレクションを初公開。民具と日記でたどる百年前の日本の暮し、総図版４５０点。

５年にわたる日米の共同作業を経て、モースコレクションを初公開。民具と日記でたどる百年前の日本の暮し、総図版４５０点。８８年出版のロングセラーの普及版刊行。