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日本美術全集 7

日本美術全集 7

商品コード:X1009784096011072

  • 著者辻惟雄/編集委員 泉武夫/編集委員 山下裕二/編集委員 板倉聖哲/編集委員,山本勉/責任編集
  • 出版社名小学館
  • ページ数287P 38cm
  • ISBN978-4-09-601107-2

販売価格16,500円(税込)

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出版社コメント情報

天才仏師が生んだ日本仏像史上最大のドラマ今年(2013年6月)、静岡にある願成就院の阿弥陀三尊像、毘沙門天像、不動明王および二童子像がそろって国宝に指定された。いまや、だれもがこれらの作者は運慶であると疑わない。だが、68年に小学館より刊行された美術全集(『原色日本の美術中世寺院と鎌倉彫刻』)の解説を読むと、なんと<どうもよくわからない>と書かれている。それだけ、この半世紀間に運慶研究は進み、作品の再評価や新発見が相次いだということだろう。また、近年、運慶作・興福寺南円堂安置の四天王像が、かつては北円堂にあったとする説が有力になりつつあり、本巻でもこれにしたがった。現在北円堂にある無著世親立像、弥勒仏坐像を約800年前に四天王が守っていた――そんな、現在では見られない一具の姿を、観音開きの大型ページで再現している。「現代におけるさまざまな人間ドラマは、鎌倉時代にも同じようにあったと思う」と著者の山本勉氏はいう。運慶と快慶のあいだに生じたであろうライバル関係、天才プロデューサーとして弟子たちを束ねて行なう「工房」スタイル・・・・華麗なるノミさばきを堪能しながら、日本仏像史上最大の人間ドラマも楽しめる内容になっている。