出版社コメント情報
芸術感覚に優れたデザイナーであり、プランナーでもあった大名茶人・小堀遠州。その華麗なる美学と精神を、彼にまつわる名品とともに堪能していく1冊です。 元祖アートディレクターとも称される遠州の「綺麗さび」と呼ばれる美意識は、茶の湯はもちろん、庭、建築、和歌、香、裂…と多岐にわたり、その類い希なるセンスは、現代にも通ずる斬新な感覚とも言えます。そしてそこには、日本人が失った“心を綺麗にして、人を思う心”“四季を愛でる心”などが流れています。 遠州を流祖にもつ現代茶の湯の第一人者、小堀宗慶・小堀宗実親子が案内人をつとめ、「心を豊かにし、美しく生きる」ヒントを伝えていきます。