出版社コメント情報
この本にはふたりの読者がいます。「美術を愛する鑑賞のための読者」と「絵の実制作を趣味にしている読者」です。今までの画集は、作品の全体をおさめるために本のサイズによって、絵は任意に縮小された大きさで掲載されていて、物足りなさを感じる読者も多いでしょう。この本は、画家が描いたそのままの大きさを体験したい、画家がどんな色をどんな筆遣いでカンヴァスにおいているか知りたい、という読者の要望を満たす全く新しい画集です。ルネサンスのボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』から現代のワイエス『クリスティーナの世界』まで32の名画の見どころとなる部分を、原寸大で掲載しています。