出版社コメント情報
『週刊ポスト』で08、09年に連載した「白洲信哉 ニッポンの流儀」。この連載は、吉田茂元首相の懐刀として日本憲法草案に尽力した白洲次郎氏と、その妻で作家の正子氏を父方の祖父母に、文芸評論家の小林秀雄氏を母方の祖父に持つ白洲信哉氏が、日本に残る伝統、祭事やしきたりを独自の視点でとらえたものです。本書は、この連載の中の“しきたり”と“季節の食”という側面に絞って紹介するものです。 白洲信哉氏は、かつて細川護煕元首相の公設秘書を務め、現在も日本文化の普及につとめるべく活動しています。昨年出版した小学館101新書『白洲家の流儀』は第5刷で3万部を発行しています。折しも今年2010年は著者の祖母・正子の生誕100年の節目を迎えており、『生誕100年特別展 白洲正子「神と仏、自然への祈り」』が10月19日(滋賀県立近代美術館)を皮切りに、来年5月8日まで展開予定です。 また、内容も“今さら聞けないが、知っておきたい日本の伝統”という特徴を持ち、さらに類書『日本人のしきたり』が82万部以上を売り上げているなど、昨今の“しきたりブーム”に乗じた宣伝方法も展開可能だと考えています。