出版社コメント情報
絵画に革新をもたらしたバロック・ロココ 15世紀ルネサンスから20世紀までの西洋絵画の歴史を、数多くの美麗な作品図版、詳細な図解でたどる、「西洋絵画の歴史」全3巻のうち第2巻。宗教改革と対抗宗教改革、市民社会の隆盛などヨーロッパ社会を揺るがす大きな時代の流れの中で、絵画もまた大きく変容する。風俗画や風景画、静物画などの新しいジャンルが生まれ、絵画がもつ意味や役割が広がるとともに細分化されていく。カラヴァッジョやレンブラント、フェルメール、ベラスケスらの活躍によってヨーロッパ中を席巻したバロック絵画。ヴァトーやフラゴナール、ティエポロ、ゴヤらが宮廷や私邸を華やかに彩ったロココ絵画。そして、ホガースやレノルズ、ゲインズバラらによって独自の輝きを放ったイギリス絵画。複雑な時代の様相を、数多くの美麗な図版とともに丁寧にわかりやすく概観していく、これまでになかった画期的な入門書。