出版社コメント情報
大人気バンド「いきものがかり」リーダーが鮮やかに綴るコロナ禍の日々 「未来はどこにあるの?」幼い息子の本質を衝く問いに考え込む。バンドデビューした高校時代、背中を教えてくれた友人の言葉。事務所から独立して初めて知る社会の一般常識。いとおしい愛犬の存在。そして親友のグループ脱退……。地下スタジオにこもって音楽と向き合う中で心に浮かんだ大切な記憶と想いを紡ぐエッセイ集。 目次 まえがき 未来はどこにあるの 再会 高校生デビュー 好きを仕事に かつての受験生から君へ 母と英語と水泳と 未来を食って生きていく 社会人一年生 いつかまた、会いにいく たった一人の深い悲しみに 親友 桜のような歌を書きたい 祖母の手帳 父が撮りたかったもの 印税の明細から愛を知る 今日もコーヒーを飲んでいる ほんとうに短い、時の手紙 犬に撫でられる 誰かが謝る姿 「それでは歌のご準備を」 客席側の物語 下戸の戦い方 勝つことだけに夢中の正義 つながることができないものを リアリティーはあなたの中に そして歌を書きながら あとがき 初出一覧