出版社コメント情報
コルトー版ショパン曲集シリーズの一つとして、すでに原出版社であるサラベール社がこの日本語版を出版していましたが、この程その改訂新版として、旧版と同じ翻訳者の八田惇の訳による「バラード集 Opp.23、38、47、52」が発行される運びとなり、サラベール社の旧版は絶版となりました。 ロベルト・シューマンの証言によれば、ショパンが語った言葉として、これらのバラードはショパンと同国人であり祖国ポーランドの栄光と勇気をあまりにも大胆に歌い上げたため、ロシア人によってポーランドを追放された友人、アダム・ミツキエヴィッチの詩から霊感を受けて書いたとされています。作曲年代は1836年から42年にかけてのものです。