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この国を蝕む「神話」解体 市民目線・テクノロジー否定・テロリストの物語化・反権力

この国を蝕む「神話」解体 市民目線・テクノロジー否定・テロリストの物語化・反権力

商品コード:X1009784198656843

  • 著者佐々木俊尚/著
  • 出版社名徳間書店
  • ページ数317P 19cm
  • ISBN978-4-19-865684-3

販売価格1,870円(税込)

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出版社コメント情報

先端テクノロジーの進化と逆行して、日本の社会には神話のような古くさい価値観が居座り続けている。権力は常に悪で、庶民感覚は常に正しく、弱者は守られるべき存在であり、人工的なものは危険で自然由来が最良……そんな旧態依然のステレオタイプがこの国を停滞させていることに、われわれの多くはまだ気づかないままだ。未来の社会を思考するために、価値観の尺度を改めよう。この国の新たな道標としての著者最新論考。第一章 社会の神話「マイノリティの目線」に縛られるメディア「物価高=悪」のステレオタイプ監視社会は「悪のビッグブラザー」ではない個人情報を取られると自由はなくなるのか極右化、コロナ禍失策でも欧米は素晴らしいのか…他第二章 反権力の神話軍部の暴走というステレオタイプ戦争への道は「空気」が決めた「権力者と反権力」という二分論の成立「権力が陰謀を企んでいる」という左派の物語反原発派から「理念」は提案されているのか…他第三章 メディアの神話新聞の影響力は団塊の世代の退場とともに終わる「レモン市場」で考えるフェイクニュース問題安倍元首相を殺害した男を「被害者」にしたメディア社会の抑圧の中で膨らむ無軌道なヒーローへの憧憬「寅さん」という社会に接続できるアウトサイダー…他第四章 右派と左派の神話山本太郎「天皇直訴」以後の現象-「ウクライナ降伏せよ論」の背景にある太平洋戦争アニメ『この世界の片隅に』のセリフが原作と変わった理由ネット炎上を社会現象規模で捉えてはならないツイッター過激化の背景に団塊の世代の参入差別は解消されても社会運動は持続していくキャンセルカルチャーという排斥文化の拡大…他第五章 環境と生活の神話脱ダムは水害が少なかった時代の幻想だった「江戸時代は支え合いとエコの世界」という嘘なぜオーガニック信仰の人たちは容易に陰謀論を信じてしまうのか人工的=危険、自然=良いという思い込み所有者の一存で処分ができない土地神話の幻「恋愛しなければならない」抑圧共依存の果てにあるのは牢獄のごとき結婚生活だ…他