出版社コメント情報
〈小松SFの真髄、AIと先端科学+人類進化の究極ヴィジョンを見届けよ!〉ロボットが犯した残虐な殺人を追うSFミステリ『ヴォミーサ』、大学都市で展開する連続殺人の謎と人類の後継種を巡る思索『継ぐのは誰か?』、”進化の勝者”へのシビアな闘争をホラータッチで描く『牙の時代』人類さえ”単なる通過点”と観る巨視的なヴィジョンで読者を圧倒する、小松哲学の極点。 〈目次〉 ”21世紀”セレクション編纂にあたって [part.1] テクノロジーに包囲された生活 ミリイ ヴォミーサ 消えた預金 「機械化人類学」の妄想 誤解 静寂の通路 [part.2] 拡張される”人間”そして彼方の明日へ 牙の時代 飢えなかった男 継ぐのは誰か? 「未来人」について 雨と、風と、夕映えの彼方へ 野の仏 解説 樋口恭介