ヤマダモール

船舶金融論 船舶に関する金融・経営・法の体系

船舶金融論 船舶に関する金融・経営・法の体系

商品コード:X1009784303150303

  • 著者木原知己/著
  • 出版社名海文堂出版
  • ページ数296P 22cm
  • ISBN978-4-303-15030-3

販売価格4,400円(税込)

ポイント3%132円相当進呈

在庫なし

株式会社ヤマダデンキ(登録番号:T2070001036729)が販売し、「株式会社トーハン」が発送いたします。

出版社コメント情報

本書は船舶(とりわけ、外航商船)の建造あるいは購入にかかる必要資金を供給する「船舶金融」について解説するものであり、船舶金融に従事されている金融マンはもちろんのこと、船舶金融に些かでも興味を抱かれる有為なる学生の皆様、これから海事産業で活躍されるであろうフレッシュマンたち、既に海運実務に携わっておられる社会人諸氏、そして海事の分野を超えて広く金融ビジネスに関係する多くの方々に、何らかの有用な材料を提供することを目的としています。実は、こうした企みは、わたし自身今回が初めてではありません。2007年11月に、『シップファイナンス―船舶金融概説』(海事プレス社)を上梓したのが最初です(2010年4月、増補改訂版)。おかげさまで、同書は船舶融資の入門書としてご評価いただきました。しかし、「概説」という性格のために個々のテーマに関して踏み込みきれていない箇所も多く、常々、内容をより深めたいと考えておりました。そうこうするうち、2011年1月、わたしは金融機関から会計事務所に転籍することになりました。わたしには一大転機でしたが、日々船主の皆様の生の声を耳にすることで、「金融機関は船主経営のどこをみているのか」、「どこをどうすれば金融機関に評価されるのか」などのテーマについて考える契機になり、船舶金融について多面的に掘り下げる良い機会となりました。かかる視座は経営コンサルティングの論点であり、わたしはそれを、『船主経営の視座-税務・為替の手引』(海事プレス社)というタイトルで一冊の本にまとめました。その後、早稲田大学の堀龍兒教授(現在はTMI総合法律事務所顧問・早稲田大学名誉教授)にお声掛けいただき、同大学海法研究所に設けられた船舶金融法研究会で船舶金融と法の接点について考える貴重な機会を頂戴しました。同研究会は海商法学者はじめ、海事専門の弁護士、船舶金融や海上保険の専門家、海運実務担当者といった方々で構成される研究会であり、その活動は、主宰者である堀教授の古稀祝賀論文集『船舶金融法の諸相』成文堂(2014年)で一応の成果をみることとなりました。『船舶金融法の諸相』は船舶金融に関する法的論点をほぼ網羅する画期的な論文集である、と確信しております。(「はじめに」より)