出版社コメント情報
『古事談抄』本邦初の、全訳の登場!; ;『古事談抄』とは、『古事談』巻第二、臣節(しんせつ)からの抜き書き的性格を持つ説話集。『古事談』を用いて新たな作品を作りだしている点では、一つの独立した説話集ということができる書である。本書ではじめて、その全訳がなされた。; ;底本は穂久邇文庫蔵本。構成は、釈文(読み下し文)、原文、校異、口語訳、語釈、余説、同話・類話である。『古事談抄』には説話番号は付されていないが、便宜的に通し番号を付け、『古事談』(現代思潮社)、『古事談』(新日本古典文学大系)に対応する説話の