出版社コメント情報
マーケティング・データの分析を行うためには,統計的手法を習得することはもちろんのこと,データの操作方法も習得することが必要となる。マーケティング分野での研究や実務では,ますます多くのデータ・ソースや複数のデータ・ソースを活用して分析することが必要となってきている。もちろん,従来からの調査や実験データを利用した分析も引き続き重要である。このようなデータの活用方法への導入としての役割を本書は目指している。本書はマーケティング分野でのデータ分析をRを用いて行いたい人を対象に,統計的分析手法の解説だけでなく,データの準備や操作方法までを含めて解説を行うものである。本書が想定する読者はRを利用することで,これら一連の作業を行えるようになることを目指す人である。各種の統計的手法の数学的記述については必要最小限にしてある。