出版社コメント情報
民主主義の危機、死に至る病から再生する思想。「公共哲学」の語を初めて用いその原型を提示した予言的警告の書、待望の新訳!アメリカで活躍したジャーナリスト・著述家ウォルター・リップマン(1889-1974)による警世の書。第二次世界大戦前後、西洋文明と自由民主主義が陥った危機の経験から省察を重ね、その再生の鍵を公共哲学に託し、聖書や自然法の言語を駆使して生き生きと甦らせようとした。現代の危機に通ずる、いま読み直すべき古典的名著。 【原著】Walter Lippmann, The Public Philosophy with a new introduction by Paul Roazen (Transaction Publishers, 1989, originally published in 1955)