出版社コメント情報
「街道観光」とは人間の交流手段であり、またその場でもある「街道(道)」を訪れる(歩く)観光である。人間交流の原点にふれると共に「街道(道)」からの景観、「街道(道)」やその周辺に形成された文化の集積を訪ねることによって、人的交流の促進をはかる観光をいう。著者は、新しいニーズや国際競争に応える「新しい観光」のひとつとして、ものづくりをテーマに展開されてきた「産業観光」に続く、生活と地域に密着した観光として「街道観光」を提案する。本書は「街道(道)」という視点から従来の観光(資源)をいわば輪切りにするかたちで再構成した、ひとつの新しい観光の提案書である。観光の今後のあり方をあらためて考え、今後の観光施策に生かすための一冊。