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訪日外国人観光客数は右肩上がり。東京オリンピックの開催もあるが、資源が乏しい日本は、観光立国を目指し、そのブランディングを考えていく必要がある。日本には四季があり、特にお花見、温泉、雪見、スキーが外国人に人気がある。「おもてなし」という言葉も認知度は上がったが、日本文化の根底に流れる「日本人のこころ」がわからずに、日本の文化を海外の人に伝えられるはずがない。本書では小笠原流礼法の宗家が、外国人にとっての非日常である日本の文化やしきたり、日本人の大切にしている習慣やふるまいの真の意味と理由をいまいちど説き、日本人自身が自信と誇りをもって伝えられるようになることを目指す。