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著者は、夫をがんで亡くす。夫は、がんの再発がわかったとき、一切の延命治療を拒み、自宅で最期を迎えることを選択。医療者であった著者は、打つ手があるのに打たないことに、最初は葛藤する。しかし、死を受け入れて自然に枯れていく人の最期に崇高さを感じ、宗教を学ぶことを決意。真言宗の僧侶となった。死にゆく時、体はどう変化するのか。それに伴って、心はなにを感じ、どう変わるのか。その変化を受け止めるために、本人はどうすればいいのか。周りの人は、親しい人の死にどう向き合えばいいのか。そして、心をどうケアすればいいのか。