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日本人は、レストランやデパートの「サービス」をタダだと思っている。だが、欧米では全く異なる。サービスは商品であり、その店の最大の営業ツールであり、ブランドの源泉でもある。著者は、『ジョエル・ロブション』を経て、現在は『カンテサンス』(10年連続ミシュラン三つ星)でメートル・ド・テル(総支配人)を務める。サービスの技量世界一を決める「クープ ジョルジュ バティスト」世界コンクールで優勝した、世界一のメートル・ド・テルである。その「世界一」の称号を、現在は料理界のみならずすべての業界にカスタマイズさせて、「利益が取れるサービス」として啓蒙普及につとめている。本書では、その神髄を、さまざまなエピソードを通じ詳らかにする。