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「3歳になるまでは母親が子育てをするべきだ」――いまだ”3歳児神話”が幅を利かせる国・ニッポン。育児や教育の分野では統計データやさまざまな研究などのエビデンスを無視し、「思い込み」が跋扈しているのが現状だ。しかし、子どもや家族の本当の幸せは、経済学の手法や理論を用いて分析できる。「保育園が子どもの攻撃性を減少させる」「保育園通いで、子どもだけでなく母親も育つ」「子どもに対する母乳の明確な健康効果は確認できない」「父親にお金を渡しても子どもの健康や成長のために使われない」など、家族とその幸せを経済学の視点から徹底分析した一冊。