おすすめコメント
中世ペルシアによく似た異世界の英雄物語――。
凄惨!ペシャワール攻防戦。万騎長(マルズバーン)・クバードらが必死に応戦するものの、魔将軍(ガウマータン)・イルテリシュ麾下、圧倒的な魔軍の猛攻に陥落寸前、そのとき……。一方、巡検使(アムル)・ギーヴが立ち寄った「プラタナスの園(バーゲ・チナール)」には、王太后・タハミーネと銀の腕輪にまつわる奇妙な噂が立っていた。そして国王アルスラーンの在る王都エクバターナにも、蛇王ザッハークの眷属が跳梁する。王都を目指す女騎士エステル、ミスル国で機を窺うヒルメスと孔雀姫(ターヴース)・フィトナ――それぞれの運命の輪が音を立てて廻る。
超絶ヒロイック・ファンタジー小説、目眩がするほど激動の書下ろし最新作、第12弾。