出版社コメント情報
バスティーユにある要塞のようなアパルトマンで、ルーマニアからの亡命者が惨殺される。床には“DRAC”の血文字が残されていた。そして、パリ市東部のヴァンセンヌの森では女性の焼屍体が発見され、その躰からはすべての血が抜かれていた。続く第二、第三の失血殺人。亡命者殺害と連続殺人の関連は!? 一方、体調不良が続く女子大生ナディアは精神医のもとを訪れたところ、そこでタチアナという女性から奇妙な依頼を受ける。一連の出来事がつながったとき、そこには意外な真相が―。ナディアの友人・矢吹駆が事件の謎に迫る! 待望のノベルス版刊行!