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今年、古希を迎える梅津氏は日本舞踊一筋の人生を送り、花柳流、尾上流を経て26歳で家元として梅津流を創設。歌舞伎座を素踊りで満員にする自身の会の開催、歌舞伎の振り付けにとどまらず、滝沢秀明や東山紀之などの指導、ヨーヨー・マの曲の振り付けも行う。2歳の頃に観た歌舞伎座での舞踊の魅力に目覚めてからは、学校にもろくに行かず、芸術を極めるための生活を送ってきた。本書では、六代目中村歌右衛門、十七代目中村勘三郎をはじめとした歌舞伎役者、舞踊家・武原はん、作家・三島由紀夫、実業家・白洲次郎ら、交流を持った人物から影響を受けたことを振り返る。また、歌舞伎役者・中村勘九郎、歌手・東山紀之、バレエダンサー・首藤康之、著述家・白洲信哉との対談も収録。